UiPath事例紹介_NTTコミュニケーションズ
NTTコミュニケーションズの業務適用事例を紹介します。
ざっくりいうと、物品と役務での調達業務で
「紙の請求書」の処理が年間6万件ほど、人の手で
業務を行っていたのものを自動化した。
少し具体的に記載すると
「紙の請求書」を処理するためにAI-OCRを使用し
請求書の読み込みを経て、UiPathで自動化を行った。
読み込む為のAI-OCRは「FlexiCapture(ABBYY社)」を使用。
選定理由は、FlexiCaptureを接続するためのコネクタが
UiPathから無償で提供されていることと、製品品質が良かったこと。
AI OCRを用いた帳票処理プラットフォームABBYY FlexiCapture
「FlexiCapture」で読み込まれたデータはCSV化され、
UiPathのOrchestratorを使用し
キュー登録後、Robotへマルチに自動処理が
なされるようにした。
これにより、年間で4,000時間以上の工数削減に
つながったとのこと。
少し、UiPathサイドの事を記載すると
標準でOCRは使えるようになっています。
(Microsoft OCR 等)
下記がその一覧になります。
組み込みの OCR アクティビティを利用するドキュメント処理プラットフォーム | UiPath ディベロッパーブログ
経験上でのお話ですが、
「標準OCR」はエクセルやWEBでの機械文字(決められたフォント)で
記載されているものに対しては、得意(日本語はちょっとへた)ではありますが、
人が書いた文字を認識するのはへたくそで認識レベルが極端に低いです。
では、人が書いたものはどうすれば自動化できるかというと
人が記載したものについては「AI-OCR」と接続し
AI側に記載内容を解析させ、認識します。
その後、結果を受け取り後続処理を行います。
…ただAI-OCRは有料なものが多いです。
OCRソフトの機能、特徴、価格を徹底比較 | RPA BANK
~終~